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北陸新幹線が開通されてから、金沢に旅行に出かける人が増えています。金沢には、古きよき時代を彷彿とさせる歴史的な街並みをはじめ美術館・日本庭園など見どころが満載です。日本人観光客はもちろん、外国人観光客も多く訪れる観光スポットといえます。
そこで、ここからは金沢でおすすめしたい観光名所について紹介します。参照…金沢ホテル
金沢旅行の定番スポットといえば、兼六園です。そもそも兼六園とは国の名勝に指定されている日本庭園のことで、日本三名園の一つとして認知されています。江戸時代に加賀藩五代藩主の前田綱紀が造ったといわれていて、その後1822年の拡張整備を経て今の形になったということです。
園内ではどこを切り取っても素晴らしい自然の景色を満喫できる為、癒されることは間違いありません。兼六園の一番の見どころは、加賀13代藩主前田斉泰(なりやす)が手植えした根上松です。この根上松は盛土をした場所に植えられ、松の木が大きく成長して根が地中深く張ったところで盛土を取り除いています。
したがって、地上から2mまでの部分が約50本の松の根となっていて、その迫力に圧倒される方が多いです。また、兼六園は季節ごとに様々なイベントを楽しめるのも特徴です。夏の時期に開催されるのが、「金沢城・兼六園四季物語・夏の段」というイベントです。
このイベントでは金沢城公園・兼六園が夜間にライトアップされるので、とても幻想的な世界に浸ることができます。ハープの演奏やおもてなしカフェなども催され、昼間とはひと味違った夜の兼六園を満喫できるというわけです。
さらに、冬の時期には「雪吊り」というイベントも開催されます。この雪吊りとは、雪の重みから木の枝を守るために縄で枝を保持することです。金沢市の冬の風物詩として、世界中から多くの人が集まる一大イベントになっています。
職人が1つ1つ丁寧に手作業で雪吊りを行う技術力の高さ、雪化粧に包まれた幻想的な景色などをじっくりと堪能する事ができるのです。また、夜になると木々がライトアップされるため、より一層美しさが増していきます。
兼六園は季節ごとに見どころがあるのでおすすめです。
ひがし茶屋街も金沢の観光でおすすめのスポットと言えます。こちらの名所には、石畳の道の両側に江戸時代の和情緒あふれる建物が建ち並んでいるのが特徴です。現代のような高層ビルは一切なく、古い街並みを満喫できます。
なので、まるで昔にタイムスリップしたかのような感覚になれるスポットといえます。金沢駅から徒歩一分と簡単にアクセスできるので、金沢旅行をここから始めるという人は非常に多いです。また、ひがし茶屋街の約100mのメイン通りには、お茶屋をはじめ町家をリノベーションしたカフェ・ショップなどたくさんの建物が立ち並んでいます。
お茶屋では、お茶を飲みながら団子やわらびもちなどの和菓子を味わうことができます。さらに、加賀友禅の着物をレンタルで着用して街歩きができるサービスを実施しているお店もあります。このサービスを利用すれば、より一層絵になる街歩きになることは間違いないでしょう。
金沢といえば、日本海でとれる新鮮な海の幸を満喫できるというイメージをされる方は多いでしょう。そんな海の幸を堪能するためにおすすめのスポットが、近江町市場です。こちらの市場では、カニやカキなどの採れたての海産物を販売しているお店が軒を連ねています。
金沢駅から徒歩約15分でアクセスできるので、気軽に観光できるスポットといえます。近江町市場の最大の魅力は、美味しくて新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で味わえることです。特に観光客の間で大人気なのが、ご飯の上に新鮮なマグロ・ブリ・イカ・えびなどの食材がたくさんのっている海鮮丼です。
取れたての食材を使っているだけあって、旨みや食感が普段食べている海鮮丼とは全く違います。日常的に味わえないメニューなので、金沢に旅行の際はぜひ食べてみると良いでしょう。
金沢と言えば、日本百名城でもある加賀前田氏の居城「金沢城」も必見の観光名所といえます。金沢城の最大の特徴は、日本の各地にある城と比べて石垣がとても多彩であることです。そもそも藩祖の前田利家は「傾奇者」として著名な武将ですが、その居城も非常に変わった意匠となっているのです。
たとえば、陰陽道の影響を受けたといわれる亀甲石(きっこういし)・鏡石・石材業者や施工業者の刻印が押されている刻印石垣などユニークなものが多いです。もちろん城自体もすごく立派なのですが、石垣だけを眺めていても充分楽しめるほどに多彩だといえます。
また、金沢城には江戸時代から残る貴重な遺構が3つあることでも知られています。その中でも、兼六園側から金沢城公園入口に残る「石川門」が最も有名です。石川門には、整然と並ぶ四角い瓦に白漆喰がきれいに塗られているのです。
通称「なまこ壁」とも言われていて、観光客からは非常に美しいと評判になっています。そもそも白漆喰は防火・防水のための細工なので、機能美とも形容されています。昨今、インスタ映えスポットとしても注目されているので、観光の際は写真を撮影してみてはどうでしょうか。
金沢には、全国的にも有名な金沢21世紀美術館という観光名所があります。こちらは無料で入場できる上に22時までと夜遅くまで開館しているのが特徴です。したがって、金沢で美味しい夕飯を食べた後に気軽に立ち寄ることができるというわけです。
金沢21世紀美術館には、国内外の著名なアーティストが独自の個性を生かして仕上げた作品が展示されています。なかでも金沢21世紀美術館で一番人気なのが、アメリカ出身のジェームズ・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」という作品です。
この作品は、真っ白い壁の立方体の部屋の中にあります。部屋の天井の中央部分が正方形に切り取られていて、そこから外部を覗く事ができるのです。つまり、四角く切り取られた「空」自体が作品で、1年365日朝から夜まで変化し続ける空を満喫できるというわけです。
このように金沢21世紀美術館にはとても不思議な作品が多く展示されていて、見る人の想像力をかきたててくれます。大人も子どももおおいに楽しめる観光名所と言えます。